このブログに訪れた皆さんは、副業に興味があったり、転職したいと考えている人だと思います。
では、皆さんが「副業」や「転職」ということを考えるきっかけは何だったのでしょうか?
漠然と不安を感じ、今の環境を変えたいと考えているからですよね?
私もそうでした。前職では仕事がつまらず、しかも非正規雇用で、また人事上の仕組みで営業ではなかった私は正社員登用がほとんどできないからでした。
だから今の環境を変えないと、薄給でつまらない人生を送ると危機感があったからです。
詳しくはこちらのプロフィールを読んでください。
でも今の環境を変えたいと思っていても、「今、変えるべきか」と決心がつかないことってありますよね?
今日はそんなときに、脳科学の研究結果から、環境を変えるべきか判断する方法をお伝えします。
将来が不安な人はぜひ読んでくださいね!!
このブログ記事を読めばわかること
今の環境を変えるべきかの判断基準
Contents
環境を変えるべきかは、自分の脳が知っている
安心感、満足感、不安、いら立ち・・・・etc.
これらはいずれも脳が生み出すものです。したがって脳がどういうときにどういう感情を生み出すかが分かれば、環境が変わるべきかわかります。
不安といったネガティブな感情を生み出す原因が取り除けるのであれば、環境を変えなくてもよいでしょう。
しかし取り除けないのであれば、環境を変える必要があるのです。
では脳はどのようなときに、ネガティブな感情を生み出すのでしょうか。
キーワードは「生存可能性」
突然ですが、人間の主としての生存可能性を高めるのは何でしょうか?
それは集団に属することです。
狩猟民族も農耕民族も、人間は社会を形成することで、生存可能性を高めてきました。
したがって人間の脳は、「集団の中で認められる」ことを「報酬」と感じるようになり、「集団から排除される」ことを「脅威」と感じるようになりました。
そして脳は「脅威」と感じたときに、ネガティブな感情を生み出すのです。
人類が誕生して長い時間が流れ、文明が発展した今も、人間の脳は「集団の中で認められるか」という基準で感情を生み出すのです。
その結果、人間は集団の中での自分の立場、評判にとてもセンシティブになのです。

「集団で認められるか」がキーワード!!
SCARF(スカーフ)という概念の紹介
では人間の脳は、集団の中で認められたと、どのようなときに感じるのでしょうか。
脳科学ではSCARF(スカーフ)という5つの基準があるとされています。
すなわち、Status(地位)、Certainty(確実性)、Autonomy(自立性)、Relatedness(関係性)、Fairness(公平性)です。
脳が集団の中で認められるか否かを判断する基準
Status(地位)
Certainty(確実性)
Autonomy(自立性)
Relatedness(関係性)
Fairness(公平性)
理解をしやすくするため、前職での私が、上記の5つについてどうだったか(脳科学的に転職は正解だったか)を分析してみますね。
Status 地位
他者と比較して、自分の地位は高いか低いか、を意味します。
集団の中で認められているなら、当然、地位は高くなりますので、低い地位は集団の中で認められていないことになります。
その結果、脳は「脅威」と感じ、ネガティブな感情を生み出します。
前職では中途採用の非正規雇用でした。新卒採用者が大きな顔をし、正社員が非正規雇用を見下すような日本的な会社でしたから。
ですので扱いも含めて、地位は低い感じており、私の脳は「脅威」と判定していました。
Certainty 確実性
将来の確かさを意味します。
集団の中で認められていないなら、将来の確実性は感じられないですよね。そのため脳は「脅威」と感じることになります。
前職では非正規雇用で、営業所属でなかった私はまず、どんなに頑張っても正社員に慣れないような会社でした。
ですので、私の脳は「脅威」と判定していました。
Autonomy 自律性
さまざまな選択肢を持っているかを意味します。
集団の中で認められていないということは、信用がないということですので、様々な選択肢は与えられないことになります。
前職では「これはあなたではなく、誰々さんにやってもらって(正社員じゃないから)」、「〇〇さんは執行役員なので、誰々から伝えてもらいます」
というようなことをよく上司から言われました。
私の方が上手いメールの言い回しができるのに・・・・
私の方がいいアイディアがあるのに・・・・
何度言っても、私は非正規雇用の中途採用だったから、というだけで「仲間外れ」にされていたのです。
自律性なんてほとんどなかったため、私の脳は「脅威」と判定していたのでした。
Relatedness 関係性
人とつながっているという感覚を意味します。
集団の中で認められていれば、他のメンバーと良好な関係性が築けます。
しかし私は上記に書いた通り、ぞんざいに扱われていたので、会社の人間が好きではありませんでした。
つまり人とつながっているという感覚がなかったため、私の脳は「脅威」と判定していました。
Fairness 公平性
公平に扱われているかを意味します。
もうここまで書いてきてわかると思いますが、非正規雇用でチャンスもなかったので、公平に扱われているとは思っていませんでした。
その結果、私の脳は「脅威」と判定していました。
SCARFをベースに現状を一つずつ分析しよう
前職はSCARFいずれから判断しても、私の脳は「脅威」と感じていたのです。脳が「脅威」と感じるということは、生命の危険を感じていることと同じです。
つまり前職にいた時の私は、チーターやライオンに追われているときと同じだと、脳は判定したのです。

集団から認められないのは、猛獣に襲われているのと同じ!
だから転職をしたというのは、正解だったということなのです。
皆さんも環境を変えたいと思っている場合、SCARFを一つずつ判断して、脳が「脅威」と感じているかを判断てみてください。
なおこのSCARFという概念を私は、以下の書籍から知りました。
400ページほどある書籍ですので、SCARFについてさらに詳しく掘り下げて書かれています。
また脳科学の見地から、仕事のパフォーマンスのあげ方など、参考になることが多く説明されています。よかったら読んでみてください。
まだ脳が「脅威」と感じていなくてもリスクヘッジが必要
環境を変えたいと思ったけども、SCARFについて脳が「脅威」と感じておらず、まだ環境を変えなくてもいいという結論の人もいると思います。
しかしなぜ、「環境を変えたい」と思ったのでしょうか。
きっかけは小さなことで、もう済んでいることなのかもしれません。
けれどももう2度と同じように思わないという保証はどこにあるのでしょうか。

脳が環境を変えたいと思ったときに、環境を変えられるスキルを手に入れるのは、充実した人生のために必要なのではないでしょうか?
もしかしたらまた「環境を変えたい」と思うかもしれません。
そしてそれは脳が「脅威」、つまり猛獣に追われているときと同じだと感じているということです。
やはりまた、「環境を変えたい」と不安を感じることがありうると考え、リスクヘッジをすべきだと思いませんか?
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