実際にAmazon物販などの副業を始めると、様々なリスクを考える必要があります。
その中でも最も重要なのは、資金ショート。
一般的に資金ショートを失敗すると、ビジネスを続けることができなくなります。
サラリーマンの副業の場合は、給料の入金があるために、資金ショートリスクは下がります。ですがせっかく副業をするなら、収入で少しリッチな生活をしたいですよね?
今日は副業のリスクマネジメントをするうえで必須の考え方、「回転率」について書かせていただきます。
「回転率」は、私が唯一気をつけていることです。つまり「回転率」さえ気を付けていれば、Amazon物販での資金ショートリスクが0になるのです。
このブログ記事を読めばわかること
Amazon物販のリスクを0にするための「回転率」という考え方。
Contents
副業のリスクを0にするために回転率に気を付ける理由
「回転率」の考え方を理解しやすくするために、なぜ「回転率」に気を付けなければならないかについて解説します。
これからキャッシュフローという概念を説明するのですが、もし簿記の勉強などをして、キャッシュフローを理解しているのであれば、この章は読み飛ばしても構いません。
例題
例えば元手10万円として
10万円で仕入、カード引落日までに利益率20%で売れれば、12万円のキャッシュがあり、引落後、2万円のキャッシュが残ります。
しかしカード引落日に9万円しか売れなかったら・・・・・!
このように仕入れたものが一定期間に売れないと、利益が出ていても経費が払えなくなります。
新聞やニュースで「黒字倒産」という言葉が出てくることがありますが、黒字倒産とはまさしく、売上を見ると黒字なのに、経費が支払えなくなることなのです。
ではこのような事態を避けるにはどうしたらよいでしょうか?
回転率という考え方
資金ショートを防ぐためには、回転率という概念を理解し、使いこなすことが重要です。
回転率とは、「一定期間内に商品がどれくらい売れたかを示す指標」のことです。
すなわち商品を仕入れてから販売するまでの速さの指標です。
資金ショートをしないためには、回転率をよくすることが重要です。
回転率の公式
「1ヶ月のその商品の売上個数÷ {(月初在庫数+月末在庫数)÷2}」
本来であればこれは仕入れた商品の種類ごとに行うのですが、私は、全商品一括で回転率を管理をしていました。
その場合であっても、上記の回転率の公式で、1.3以上の数値が出されば、資金ショートを恐れる必要がなくなります。
参考:加藤将太さんが物販をしてたときの資金繰り
このブログで定期的に紹介している、経営コンサルタントの加藤将太さんは、20万円を元手に、Amazonで物販事業を始めました。
そして1年後に月商4500万円を達成したのですが、加藤将太さんは、在庫数と回転率の二つの数字のみを管理していました。
加藤将太さんは「(2つの数値を管理すれば)失敗することはあり得ない」と断言しています。
それくらい回転率は大事です。
では回転率を高めるにはどうしたらよいでしょうか?
回転率を生かした仕入 〜実践編〜
例えば利益率30%だけど月10個しか売れない商品Aを20個仕入れれば、カード引落日にすべて売れていない可能性が高いです。
一方で、利益率が15%にしかならないけれど、月30個売れる商品Bがあったとします。
商品Aを20個仕入れるのではなく、商品Aを10個、商品Bを10個仕入れれば、カード引き落とし日までにすべて売り切ることができます。
このようにひと月何個、その商品がAmazonで売れるか(回転の速さ)が分かれば、回転率が上がっていくのです。
売れる商品をモノレートで調べよう
※注意:モノレートは6/30をもって閉鎖になりました。以下のブログを参考の上、モノレートと同様の機能のあるツールを選んでください。
回転の速い商品か否かはモノレートと、モノレートの拡張機能・モノゾンの月平均売上で確認することができます。
必ず商品を仕入れる前に、モノレート・モノゾンで仕入れる商品の1月あたりの販売個数を確認する習慣をつけてください。
モノレート、モノゾンは下記のページで解説をしています。
私は今でも商品を仕入れる前に、モノレート・モノゾンで商品の販売個数を確認する様にしています。
物販開始初期の頃は、1月あたり30個以上売れる商品しか仕入れませんでした。この条件を撤廃したのは、物販開始3ヶ月目、月商が60万円を超え、月粗利が20万円前後になった時です。

この頃になると資金に余裕ができはじめたので、仕入れに使っていたカード引き落とし日までに売り切らなくても、月に10個程度しか売れないが、利益率は30%以上になる商品も仕入れられる様になっていました。
こう言う商品は他のAmazon物販を行っている人も仕入れる様になるので、需要と供給のバランスが崩れ、販売価格の値崩れが起きてしまったこともありました。
それでも販売価格が戻ることを期待しないで、さっさと安値で売りさばくこともできる様になっていました。
商品仕入の注意点(初心者用)
需要と供給の関係で、Amazonでよく売れるものは安く仕入れるのが難しく、物販をしても、利益率が低くなる傾向があります。
しかしAmazonでもよく売れていないものは、仕入ようとする人が少ないため、安い価格で売られる傾向があるため、利益率が大きくなり、一気に粗利を増やせることができる場合があります。
そのため、物販を始めたばかりのころは、収益を大きくしたいあまりに、利益率が高いけどあまり売れない商品を仕入れたいと思いがちです。
ですが物販を始めたばかりのころは、資金も少ないでしょうから、利益よりも回転率を重視してください。
仮に回転率の悪い商品を仕入れる場合は、一度に数多く仕入れないでください。そして仕入れる種類を増やしてください。そうすれば売れるまでの時間を減らすことができます。
回転率を応用した戦略「縦積」
一種類のものをたくさん仕入れることを『縦積』、色々な種類のものを少しずつ仕入れることを『横積』、と言うことがあります。
ある程度の期間、物販を行い、売れやすい商品、早く売れる商品などがわかってきたら、「縦積」を重視して、仕入れる商品の種類を減らした方がよくなります。
縦に積むべき商品がわかるぐらいにデータが揃った時点であれば、資金にも余裕がありますので、売れ残りも怖くなくなっているはずです。
Amazon物販を行う上で必須な概念で、応用すればビジネス拡大にも役立つ概念「縦積」。マスターをすれば、あなたの副収入はうなぎ上りです。
しっかり学んで、知識を使いこなせるようにしてください。

こんにちは、キャリア・マキシマイザーのささきこうじ(@kojisasaki2020)です。ビジネスの勉強をしたところ、副業月商147万円、転職して年収280万円アップになりました。詳しくはこちら。